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Time2Analyze企業・財務分析
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財務モデルでできること

ユーザーガイド

財務モデルの使い方

会社の財務報告書を開き、期間を比較し、必要な分析を行うための操作を説明します。

更新日:2026年8月

会社を開き、上部のフィルターで表示を絞り込みます。次に分析モードや分析ツールを選び、必要に応じて保存・エクスポートします。

画面上の名称はこのガイドの表記と同じです。表示されない項目は、選択中の会社・報告書・モードでは利用できない場合があります。

財務モデルでできること

EDINETに提出された財務報告書を、期間ごとに比較しながら確認できます。

確認する
BS、PL、CF、セグメント情報などを表形式で読みます。
見比べる
期間、連結・個別、表示単位、表示形式を切り替えます。
分析する
分析モード、チャート、指標、比較、バリュエーションの各ツールを使います。
保存する
作業状態を保存するか、Excelにエクスポートします。
財務モデルの全体画面。上部に操作バー、中央に財務表、右側に分析の入口がある。
上部で表示を選び、中央の表を確認し、必要な分析を開きます。

最初の5分

会社を開いたら、次の順で進めると基本操作を確認できます。

1. 会社を開く
会社名または証券コードで検索し、対象の報告書を表示します。
2. 期間を選ぶ
上部の期間チップで、見たい年度または四半期を残します。
3. 表を選ぶ
BS、PL、CFなどのタブを切り替えます。
4. 見方を変える
表示形式や単位を選び、比較しやすい表示にします。
5. 分析または保存
分析モードや分析ツールを開くか、作業状態を保存します。
  • 初めて使う場合は、右上の「使い方ガイド」から初心者ツアーを開始できます。

会社名と保存・エクスポート

画面上部には、開いている会社の情報と作業を保存するための操作があります。

操作できること
会社名と情報開いている報告書の会社名、決算期、提出日などを確認できます。
Excelエクスポート表示中の財務表をExcelファイルとしてダウンロードします。
ワークスペースを保存表示設定、編集、タグ、注釈を含む現在の作業状態を保存します。
ワークスペースを読込以前に保存した作業状態を開きます。
  • 編集やタグ付けを続ける前に保存しておくと、後で同じ状態から再開できます。
会社名の横に並ぶエクスポート、保存、読込の操作ボタン。
会社情報を確認し、必要に応じてExcelまたはワークスペースを保存します。

期間・表・連結範囲を絞り込む

上部のチップを使って、表に残す期間と報告書の種類を選びます。

チップ使い方
期間比較したい年度または四半期を選びます。
カテゴリBS、PL、CFなど、表示する表の種類を絞り込みます。
連結・個別連結財務諸表と個別財務諸表のどちらを表示するか選びます。
  • 選べる項目だけが表示されます。会社に該当する報告書がない場合はチップ自体が表示されません。
期間、カテゴリ、連結・個別を選ぶチップ。
比較したい期間と表だけを残すと、表を読みやすくできます。

数値の見方を変える

表示形式、単位、科目名の言語を切り替えて、比較しやすい表示にします。

設定使い方
表示形式実額、前年比、構成比、CAGRなどから選びます。利用できる形式は選択中の期間により異なります。
単位円、千円、百万円など、数値を読む単位を切り替えます。
科目名の言語勘定科目名を日本語または英語で表示します。数値は変わりません。
ビュー設定歯車アイコンから、スパークライン、データバー、編集モード、教学モードを切り替えます。
  • 編集モードで変更した数値は、保存またはエクスポートする前に確認してください。
表示形式、単位、科目名の言語と、ビュー設定を切り替える操作。
数値の計算元を変えずに、見せ方と作業方法を切り替えられます。

財務表を切り替える

表の上にあるタブから、BS、PL、CF、セグメントなどを切り替えます。

BS
資産、負債、純資産を確認します。
PL
売上高、費用、利益を確認します。
CF
営業・投資・財務活動による資金の動きを確認します。
その他のタブ
会社が提出している場合は、セグメントなどの追加情報を確認できます。

分析モードを選ぶ

分析モードは、目的に合わせて表の見方と利用しやすい分析を切り替えます。

モード向いている確認
標準財務表全体を確認するときに使います。
DD概観資産、負債、運転資本などを整理して確認するときに使います。
QoE利益の継続性や調整項目を確認するときに使います。
WC運転資本を確認するときに使います。
信用資金と有利子負債を確認するときに使います。
セグメント事業別や地域別の情報を確認するときに使います。
  • モードを切り替えた後は、必要な財務表タブも選び直してください。

標準モード

会社の財務表をそのまま読み、期間比較の出発点にするモードです。

初めて会社を開くときや、BS・PL・CFを順に確認するときに向いています。右側の財務チャートと財務指標も併せて確認できます。

標準モードで表示した財務表。
まず標準モードで全体を確認してから、目的別のモードへ切り替えます。

DD概観モード

資産・負債・運転資本などを整理して確認するためのモードです。

タグ列から重要な勘定科目を分類し、DD概観パネルで集計を確認します。

  • 最初は現金、借入金、売上債権、棚卸資産など、重要な科目から分類すると進めやすくなります。
DD概観モードでタグ列と財務表を表示した画面。
タグ列で分類しながら、表と集計を行き来できます。

QoEモード

利益の継続性と、通常とは異なる項目を確認するためのモードです。

PLで一時的な損益や調整したい項目を分類し、QoEの分析と併せて確認します。

QoEモードで損益計算書を表示した画面。
利益の内容を確認したいときは、PLタブで使います。

WCモード

売上債権、棚卸資産、仕入債務など、運転資本を確認するためのモードです。

BSの関連科目を分類し、運転資本の構成と期間ごとの変化を確認します。

WCモードで貸借対照表を表示した画面。
運転資本に関係する科目を中心に確認します。

信用モード

現金、借入金、社債などを見ながら、財務の安全性を確認するためのモードです。

BSで資金と有利子負債に関係する科目を確認し、必要に応じてクレジットスプレッド分析を開きます。

信用モードで貸借対照表を表示した画面。
資金と負債に関係する科目を比較します。

セグメントモード

事業別や地域別の情報を、セグメントごとに確認するためのモードです。

セグメント情報が提出されている会社では、事業構成や地域構成を確認し、ツリーマップやSOTPと組み合わせて使えます。

  • セグメント情報がない会社では、表示できる項目が限られます。
セグメントモードで事業別情報を表示した画面。
事業別・地域別の情報を確認するときに使います。

表を読む・編集する

左側の科目名と右側の期間別数値を見比べ、必要に応じて編集や分類を行います。

見出しを開閉する
科目名の横にある開閉操作で、内訳を表示または折りたたみます。
横に移動する
期間が多い場合は横にスクロールして数値列を確認します。
数値を編集する
ビュー設定で編集モードをオンにし、数値セルをダブルクリックして入力します。
タグを付ける
DD、QoE、WC、信用モードでは、タグ列から勘定科目の分類を選びます。
  • 編集やタグ付けを保存したい場合は、ワークスペースをダウンロードしてください。

検索・異常値・元データを確認する

表内の科目を検索し、気になる数値は異常値、元データ、報告書詳細から確認できます。

表内を検索する
Cmd + FまたはCtrl + Fで科目名や表示中の内容を探します。
異常値を開く
異常値の操作を選び、確認が必要な増減や項目を一覧で確認します。
元データを見る
数値セルを右クリックして「データトレース」を選びます。
報告書詳細を見る
数値セルを右クリックして「報告書詳細を表示」を選びます。
確認が必要な数値を一覧にした異常値パネル。
一覧を起点に、表と元データを確認します。

財務チャート・指標・DD概観

表だけでは見つけにくい増減や傾向を、グラフ、指標、目的別集計で確認します。

財務チャートと指標
売上高、利益、資産などの推移と、収益性・安全性に関する主な指標を確認します。
DD概観
DD概観モードで付けた分類を、資産、負債、運転資本などの集計で確認します。
  • 期間や連結範囲を変えた場合は、比較の前提も確認してください。
収益性や安全性に関する財務指標を表示したカード。
複数の指標を並べて、会社の特徴を確認します。

分析・可視化と比較ツール

「分析ツール」メニューから、表の数値を可視化、要約、比較できます。

ツールできること
ツリーマップ表示金額を面積で表し、構成比を確認します。
FCF ブリッジ(ウォーターフォール)営業CFから設備投資を引いてFCFに至る流れを確認します。
利益の質スコアカードを開く利益がどの程度キャッシュフローに裏付けられているか確認します。
AI分析ツール表の数値をもとに要約と分析の着眼点を表示します。
マルチプル分析PER、PBR、EV/EBITDAなどを期間ごとに比較します。
ピア比較を開く同業他社と主な財務指標を横並びで比較します。
  • 選択できない場合は、必要な報告書やキャッシュフロー情報があるか確認してください。
分析・可視化、比較、会計、評価、業種別に分かれた分析ツールメニュー。
目的に合うグループからツールを選びます。

会計基準分析ツール

会計基準をまたぐ推移や、基準変更前後の差を確認します。

ツールできること
標準化推移日本基準、IFRS、米国基準の同じ指標を一つの表で比較します。
会計基準の切替差分会計基準が変わった年度について、同じ指標を変更前後で比較します。
  • 対象となる会計基準や比較可能な期間がない場合は選択できません。
会計基準が切り替わった年度の数値を比較する画面。
基準変更の前後を同じ指標で確認します。

バリュエーションツール

複数の評価方法で前提と結果を比較します。

ツールできること
What-If DCF を開く成長率と割引率を変え、理論価値の感応度を確認します。
WACCビルダー資本構成と資本コストからWACCを組み立てます。
配当割引モデル将来配当を現在価値に割り引いて株式価値を求めます。
残余利益モデル簿価に将来の超過利益を加えて株式価値を求めます。
LBO リターン分析買収条件と借入返済を置き、IRRと投資倍率を試算します。
SOTP バリュエーションセグメント別の評価額を合算して全体価値を求めます。セグメントモードで使います。
クレジット・スプレッド分析財務指標から信用リスクとスプレッドを推定します。信用モードで使います。
フットボールフィールド複数の評価手法が示す価値レンジを一枚の図で比較します。
モンテカルロ・シミュレーション前提を確率的に変化させ、評価結果の分布を確認します。
  • LBOは金融業では表示されません。SOTPとクレジット分析は対応する分析モードで表示されます。
成長率や割引率を入力して価値を試算するDCF画面。
前提を変更し、評価結果への影響を確認します。

業種別分析ツール

会社の業種に合う指標だけが「業種別」に表示されます。

ツールできること
銀行KPI自己資本比率、与信費用など銀行固有の指標を確認します。
保険KPI保険料収入、支払余力など保険固有の指標を確認します。
不動産/REIT KPINOI、稼働率など不動産・REIT固有の指標を確認します。
証券KPI受入手数料、トレーディング損益などを確認します。
建設KPI受注残、完成工事高など建設業固有の指標を確認します。
業種KPI対象業種で重視されるKPIを財務表に重ねて確認します。
  • 対象業種に該当しないツールはメニューに表示されません。

会社情報:株主・保有状況

「会社情報」メニューから、主要株主と大量保有の変化を確認します。

ツールできること
大株主(有価証券報告書)事業年度ごとの主要株主、持株数、持株比率の推移を確認します。
大量保有報告書(5%ルール)5%を超える保有者の提出履歴と保有割合の変化を確認します。
株主、開示、企業情報に分かれた会社情報メニュー。
会社そのものに関する情報を目的別に開きます。

会社情報:開示・リスク・資本政策

臨時開示、内部統制、資本政策、有価証券報告書、業績予想を確認します。

ツールできること
臨時報告書リスク期中に開示された重要イベントとDD上のリスク兆候を確認します。
内部統制報告書評価結論、開示すべき重要な不備、評価範囲の制約を年度別に確認します。
自己株式取得取得枠、月次実績、累計進捗、自己株式保有の推移を確認します。
公開買付・M&A買付条件、対象会社の意見、訂正、結果を取引の時系列で確認します。
企業融資・発行登録資金調達の実績と発行登録枠をまとめて確認します。
開示・監査リスク継続企業、KAM、内部統制、訂正報告の注意点をまとめて確認します。
有報を読む・比較有価証券報告書の記述を1年分読むか、同じ項目を年度比較します。
業績予想 vs 実績会社予想の推移と、実績に対する達成率を確認します。
  • 必要な提出書類がない場合は選択できません。
有価証券報告書の記述を読み、年度比較する画面。
数値だけでなく、提出書類の記述内容も確認できます。

会社情報:ESG・企業公開データ

非財務指標と公的な企業情報を確認します。

ツールできること
ESG 指標有価証券報告書から抽出した非財務・サステナビリティ指標を確認します。
企業公開データ法人基本情報、従業員、特許、補助金、調達、認証、表彰を確認します。
  • 企業公開データは、対象会社の法人番号を確認できる場合に利用できます。
非財務・サステナビリティ指標を表示したESG画面。
財務表と併せて非財務情報を確認します。

用語説明とDD QA

必要なときは、勘定科目の説明と関連する確認項目を表示できます。

用語説明を見る
ビュー設定で教学モードをオンにし、勘定科目にカーソルを合わせます。
DD QAを開く
利用できる場合は、選択した科目に関係する確認項目を開きます。
勘定科目にカーソルを合わせて表示した用語説明。
科目名の説明をその場で確認できます。

コマンドパレットとショートカット

MacはCmd + K、WindowsはCtrl + Kでコマンドパレットを開き、機能を検索して実行できます。

キー操作
Cmd + K / Ctrl + Kコマンドパレットを開く
Cmd + F / Ctrl + F表内を検索する
Esc開いている検索、メニュー、パネルを閉じる
Cmd + P / Ctrl + Pブラウザの印刷画面を開く
機能を検索して実行するコマンドパレット。
よく使う表示設定は、キーボードからすばやく変更できます。

保存・Excel・ファイルから開く

作業状態を保存し、Excelに出力し、必要に応じて手元のファイルから分析を始められます。

ワークスペースを保存する
上部の保存操作から現在の作業状態をダウンロードします。
ワークスペースを読込する
以前に保存したファイルを選び、同じ作業状態を開きます。
Excelに出力する
必要な期間、表、表示単位を選んでからExcel操作を選びます。
ファイルから開く
画面の案内に従って対応する決算書ファイルを追加し、内容を確認してから分析を始めます。
  • 読込・出力の前後には、会社名、期間、表示内容が意図したものか確認してください。
決算書ファイルを選んで開く画面。
会社検索を使わずに、手元のファイルから確認を始められます。

スマートフォン・初心者ツアー・よくある確認事項

スマートフォンでは主な情報を確認でき、詳しい分析はデスクトップで行うことをおすすめします。

状況確認すること
スマートフォンで確認する画面が小さい場合は、一部の表操作、右クリック操作、分析画面が使いにくい、または利用できないことがあります。
ツアーを再生する上部の「使い方ガイド」から、画面上の主な操作を順に確認できます。
使いたい機能が表示されない選択中の会社、報告書、期間、分析モードで利用できるか確認します。
数値を編集できないビュー設定で編集モードがオンか、数値セルを選んでいるか確認します。
次に何をしますか?

使い方をもう一度確認する場合は、初心者ツアーを再生してください。